アル戦第三話!殿下はやはり尊いお方だった…!!

アルスラーン戦記が毎週末にあるから、近頃は毎日がとっても楽しい♪人気も上々のようなので、心配しなくてもこの先ちゃんと続いてくれそうだしね!
今日の放送も素晴らしかった…!というか今日のはきっと、今期でも屈指の神回になるのではないかと思っているくらいです。征馬孤影のお話は原作小説でも素晴らしいから、アニメと小説でちょっと違う所が二重に楽しめてとっても美味しい☆そして数ヵ月後には漫画でも見れる筈なので更に美味しい!
そういえば、今期のアニメは作画崩れがかなり少ない印象ですね。元々アル戦はよく作画が崩れるという作品でもないけど、前回シーズン、特に最初の方はちょくちょく作画崩れ(特に第9話)や不自然な動作がありました。でも今期は、まだ三話しか放送されていないとはいえ、そういうのは随分減った気がします。前シーズンで人気出たから、時間とお金を掛けられるようにでもなったんだろうか?

そんなこんなで、いつものようにアニメ感想とかツッコミでも。
例によってネタバレしまくりです。アニメだけでなく小説も最新刊まで、漫画も最新話までネタバレする可能性がありますので、何でもOKな方のみどうぞ。そして私は王太子殿下と過保護な黒騎士殿が特に好きなので、この二人を贔屓した感想になると思われます。

 

 

 


【全体の感想】
・泣ける回になるのは小説で分かってはいたけど!本当に今回は鳥肌モノです。個人的に神回認定しても良いんじゃないかと。過去のヒルメス殿下あり、アンドラゴラス陛下のいっそ潔い位の横暴あり、宮廷のごたごたなんて全く意に介さない相変わらず独自路線の殿下の仲間たちあり、過保護を発揮しまくる黒騎士殿あり、黒衣の騎士対双剣将軍あり、そして殿下と仲間達の再会シーン…!筆舌に尽くしがたい程、本当にてんこ盛りの回です。と言っても、詰めすぎてダイジェストな感じではなく、寧ろ繊細で丁寧に描かれている印象が強く、本当に素晴らしかったです☆
・殿下!!先週、あと一歩とか言って真に申し訳ございませぬ!!今週の殿下は本当に素晴らしい輝きだった…細部の挙動と言い、悲しみに掠れる声と言い、仲間たちと再会した瞬間の全身から溢れる輝きと言い、はっきり描かれ過ぎない涙と言い…とにかく全てが完璧だった!想像以上だったっ><
・「アルスラーン殿下に追従するのが当然」と揺るがない皆の信頼感が凄すぎる。特に、殿下を案じていつもとはちょっと別人レベルに落ち着かないダリュが、如何に殿下を大事にしているのかが本当によく伝わってきますね。そして殿下ではなく陛下の下に残るけれど、キシュワード卿も覚悟と割り切りがあって凄いです。
・何気に結構自己主張するアズライールが可愛い。前回全然出られなかった分かな?
・綺麗な、もとい綺麗だったヒルメス殿下がついに登場!こういうのを見ると、本当にこの人は苦労してるんだなあ、と改めて思いますね。それにしてもイリーナ姫の抜群の癒し力はどういう事なの。小説でもそうだったけど、マジでどういう事なの!!

・前回のアイキャッチ結構好きって言ったけど、今回の方が好みだった。でもまあ、さすがにアイキャッチなんて地味なものまではグッズ化しないよなあ^^;

【アバン】
・メルレインが初登場!原作程は無表情じゃない感じだった!しかし、盗賊が「騎士殿」なんて皮肉じゃなく好意的に言うものなのか?
ヒルメス殿下が人を助けるシーンというのは普段はあまり描写されないので、人助けしてるのが何だか新鮮に感じる。けど本来この人は、アルスラーン殿下とは方向は違えど正義を志している訳だから、あんまり描かれないだけできっと本当は理不尽な暴力を咎める位はしているのではないか…と思いたい。でもザンデが「放っておきますか?」って尋ねる辺り、普段は結構無視してるんだろうか…。

【Aパート】
・あくまでもヒルメスではないと言い張る銀仮面卿を、「ヒルメス殿」ではなく「騎士殿」って言ってあげるイリーナ姫、謙虚だと思います。久々の再会でしかもこのご時勢に自国の滅亡にとあって、きっとイリーナ殿はヒルメス殿下にもっと自分を認めて貰いたかっただろうに。この人、身体は弱くとも中身は結構強い人ですよね。
・少年時代のヒルメス殿下、さすがに禍々しくない!!夜中にこっそり稽古をしているという事は恐らく一人でやっているだけなんだろうけど、それでよくあそこまで強くなれたものだなあ。そういう意味ではヒルメス殿下は、もしかしたら黒騎士殿よりも才能は上だった可能性もあるのかも。
・イリーナ姫、明るいお人だ…アルスラーン殿下の次くらいに前向きかもしれない。「不吉の象徴なのだとか」の言い方とか、特にそう思います。
・ジョヴァンナ氏が腹黒くなかったw
・魔道士が現れた瞬間、ヒルメス殿下は寝ていたのに瞬時に剣で斬り付けましたね。やはり追われる身だから、常に危険と隣り合わせなんですね。城塞で寝ている時にまで剣を抱えているなんて、この人、本当に休まる時が無かったんだなあ…(;A;)
・ルシタニア兵と初めて出会ったヒルメス殿下、何故それがルシタニアと分かったんだろうか?マルヤムにルシタニア兵がいるって事は恐らくこれは三年前(荒川漫画・アニメ版限定の第一話)の、マルヤムの戦にパルスが手を貸した時になる筈だからなあ。三年前ではなく漫画・アニメ第二話の、第一次アトロパテネ会戦直前のルシタニアがマルヤムを滅ぼした戦役の時期と捉える事も一応出来るけど、それにしては若く見えるし。
銀仮面卿が爆誕してしまわれた…!

【Bパート】
ダリューンナルサスなんかの仲間達が追従できないと分かった瞬間の殿下の無言の間で、重みがよく伝わってきますね。殿下が本当に言葉を失ってしまうシーンというのは結構少ないと思うので。追放だけならまだ立ち直りようもあったんだろうけど、やっぱりそれ以上に近臣達を失う事の方が辛いんだなあ。
・壁を殴ったり、部屋をうろうろするダリュさん。ナルサスに対して言った「何だと!」の瞬間の表情は、味方に向けるものとしてはかつてないくらい怒っていましたね。
・「怒鳴って悪かった」の白々しい言い方に、この人の演技の出来ない性格が表れていますねwダリューン卿、ちゃんと演技しないと外の衛兵たちを誤魔化せないぞwしかしそう思うと、思えばギーヴ追放の時はもしかして、事前に結構練習したんだろうか?
・でもナルサスの策を聞いて、机に手をついてしたり顔するシーンの不敵さは抜群だったw「最悪の場合…」「俺が包囲を斬り破る」を表情だけで見事に表していましたね^^
ファランギース殿は相変わらずの落ち着きよう。この人は本当に表情が変わらないなあ。相変わらず女神官殿はお強い!ある意味、宮廷画家殿より敵に回すと怖いお人だ…(((゜д゜|||)))
・この事態でもやはりギーヴはどこか楽しそうであるw
ペシャワールを去る殿下の「皆、いままでありがとう」が今までに無く寂しげで辛い…><
アンドラゴラス王に応対するキシュワードが、心なしか事務的。殿下には結構笑いかけたりとかして気さくで、意外と表情の良く変わる人だと思うけど、やっぱりこの陛下が相手じゃなあ^^;しかも陛下が殿下をあんな扱いしちゃって、きっと内心ではかなり怒ってるだろうし。
・ところでダリュに馬ごと飛び越えられた柵、存在意義があったんだろうかwそれともあの高さになると、万騎長級の名騎手でないと越えられないのか?
・ところで、この時点でのパルス軍におけるダリュの地位はどうなっているのでしょうか?彼はアトロパテネで万騎長を解任されて、復職はさせて貰っていない筈なんですよね。荒川漫画版でも最新話でペシャワールの兵に「もう万騎長ではないのだ」って言ってるし。でもアニメでは当然のように「パルス国 万騎長 ダリューン」って風塵乱舞編になっても表示されたし、小説でも殿下を追ってペシャワールを出る時にキシュワード卿に「おぬしも陛下より万騎長に任じられた身」「一万の部下をすてて自分ひとり理想を追うつもりか」って言われてたから、アニメと小説は万騎長扱いっぽいんですよね。陛下が殿下を追い出してダリュを軟禁するついでに、多くの部下達に慕われているであろうダリュにこの仕打ちをしてしまったから兵達を宥める為に、形だけでも職権を戻したとか、そういう感じでしょうか?
・「敵兵」じゃないから、パルス兵を剣では斬らずに殴ったギーヴジャスワント。こういう違いをちゃんと描いてくれて嬉しいですよね^^*
・過保護な騎士殿だけは殿下との思い出の回想が入り、「今では俺自身がそうしたいのだ」の台詞が一層熱が篭もってた!相変わらず殿下の事になるとセコム黒衣の騎士殿の気合が違うなあ!
キシュワード、アニメ版ではあんまり「ターヒール」って言わないし、言われないですよね。(それより「双刀将軍」は「そうとうしょうぐん」の読みになっている場合が多い)今日は珍しく言っていて、ちょっと嬉しいです♪
・ダリュとキシュワードの戦い!二人には悪いけど欲を言えば、もうちょっと見たかった…!やはり万騎長の内でも最重要となる二人だからか、このシーンの戦闘描写は特に丁寧に描かれていましたね。
・殿下を目指すアズライールの鳴き方が如何にも探しているようで、なかなか良かった。実際の鷹の鳴き分けは知らないけどw
・本日の「殿下ー!」:他の六人を引き離し、槍を上げて自己主張。黒影号が俊足の馬であるのを良い事に、全速力で走らせてるのか!?普段は年齢以上に落ち着いた大人なのに、殿下が絡むと突然こうなるんですよね。自分に嘘がつけないと言いますか。そういう所が可愛いのですよ、この人は^^
・皆を見つけた瞬間のアルスラーン殿下の表情の輝きと言い、名前を呼ぶ声と言い、素晴らしかった!
・涙をあまりはっきりとは描きすぎない絶妙な描写が素晴らしい!涙を堪えて上を向く動作、台詞の間合い、そして「本当によく来てくれた」の瞬間の笑顔がまぶしすぎる…!!前回の放送でもう一歩足りないなどと申し上げて申し訳ございませんでした、殿下っ!!Σ(゜゜

【次回予告】
・次から新衣装だね!早く見たい!
・久々に旧友に会ったナルサス卿が楽しそう。でも実際は…おっと、この先は次週のお楽しみですよね!お楽しみ…頑張れナルサス。まあ、彼の場合は今回本当に独りきりになりそうだった殿下とは違って、これからもずっと親友で居続けてくれる黒い人がいるから、まだダメージは少ないだろうけど。
・海は出てたけど予告にはグラーゼがいなかった。船長の登場はそのまた次かな?結構好きなキャラなので、気になってます。しかしもし船長の登場が再来週なのだとすると、風塵乱舞編に入ってからの先週・先々週のハイペースぶりに比べて急に速度を落とす事になりそうですね。原作のギラン編、好きなので、かなり嬉しいです^^*

エンドカード
・キラッキラなファランギース殿。やはりこの人は絵になる!